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神石高原町!!!

2019.2.21 Thu

Photo & Movie Blog Vol.12

【トップ写真】
備中神楽のお面
素盞嗚尊(すさのおのみこと)

こんにちは。
カメラマンの聖巴です。

2月20日の昨日、春の前兆を感じるような天候の中
広島県の中東部に位置し、岡山県に接する町
「神石高原町」へ撮影へ行って来ました。

神石高原町は標高約500mの中国山地。
人口は約9,000人
381平方キロメートルの森林に囲まれた町です。

合併前は神石郡だったこの町の始まりは、
大化の改新の際に、国府により郡制が敷かれていたようです。

なんだか歴史が長い町ですよね。

僕が住む福富町も縄文土器が発見されていたり
歴史が古いようで、

(なんと古墳もあったようです 笑 )

里山に移住してから、
その土地、その土地の歴史の深さには
驚かされることが多く、とても興味深いです。

団地生まれの僕には、
特にそう感じるのかも知れません。

個人的に神石高原町は
帝釈峡や、ティアガルテンなどが好きな場所です。

さて今回のお仕事は、この町で様々な活動をする方々を
取材してまわり、神石高原町や集まる会のPR動画を制作する
目的で訪れました。

神石高原町に移住した若者二人が、
(映像エディターと物流ビジネスを同級生コンビ)
町のためにお役に立てることをしようと町と一緒に企画しています。

初日に取材協力を頂いたのは、

・福山で大学の非常勤講師をされながら神石で農業をする藤井さん

・教師という職を経て、50歳から神楽面を作り始めた85歳の平田さん

のお二方を尋ねました。

ビニールハウス
【写真】
父が残してくれた土地で農業をする藤井さん
かなり広い面積をお母様と二人で運営されているそうです。

ログハウス
【写真】
農作業の合間に休んだりするログハウス。
薪ストーブの暖かさにほっこりでした。

面の図面
【写真】
1mm単位でも間違えると舞い手の方は使ってくれないから
丁寧な仕事が求めらるだよと親切に説明してくれました。

撮影をさせてもらいながらお二人とも積極的に、
今の暮らしを心から楽しんでいるのを感じました。

(人手不足や時間配分などの悩みはやはりお持ちですが)

その理由を考えてみると、

田舎は何もないからこそ、何でも自分で好きに選べることが
一つあるように思えます。

街のようにサービスがたくさんあるわけではないので、
受動的に何もしなければゼロに近いですけれど、

自分で生き方を選んで好きに暮らしていける

自分の好きな事やものしか周りに残らないから、
それが人生に幸福度を持たさせてくれているようでした。

神石郡に生まれ育ち、その土地を教師と農業の二足のわらじで
5代に渡り守ってきた平田さん。

備中神楽が大好きでずっと憧れていた面作りを
50歳からチャレンジを開始して、今ではたくさんの方が
その面を求めて買いに来られるそうです。

ご自身も舞い手だったこともあり、時折話しながら
自然と舞う神楽の振りのキレはまだまだご健在で
素盞嗚尊(すさのおのみこと)が大好きだと
生き生きとした目で語り、95歳まで現役で面を作っていたい。

そのように目標を話されていました。
さらには、そのための材木もすでに買ってありました。

今でも85歳と思えないお元気な姿で、
こりゃ、この方は長生きするなと思います(笑)

好きな事をして生きるって大切ですね。

今回はあと4人の方に取材に行くので、
次の撮影が楽しみです。

余談ですが、
この近隣に伝わっている神楽も
石見神楽(山陰地方)とばかり思っていたら神石高原は、
備中神楽と呼ばれ発祥地が違っていました。

お面も石見神楽は紙で作っていくのに対して、
備中神楽は木を掘って作ったり、演目も違うようです。

岡山県の時もあった神石郡。
伝わってきている伝統芸能もまた少し違うようでしたよ。

日本、いや広島や中国地方といえど
まだまだ知らないことが多いです。

日本をもっと知りたくなりました。

今回もご拝読ありがとうございました!!

次回は2/23(日)に更新予定です。

それでは、
「いま、この瞬間を大切に」
目の前にある日々を楽しんでいきましょう!!

2019.2.21 山口聖巴

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