習得した体験を言語化することで見える、新たな気づき。

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写真 : 他なる映画と1と2

iDS inc.Blog vol.214


こんにちは、

アイ・ディ・エス 代表の聖巴です。

今回は、映像の話。


以前、「柿本ケンサク」さん、
監督・撮影・演出のNetflixドラマ

グラスハートの撮影現場について
語るウェビナーがあって、

刺激を受けたことをブログに書きました。


その記事はこちら↓



そのウェビナーのQ&Aコーナーで、
柿本さんにチャットで下記の質問を投げてみました。


「映画のお芝居の勉強は
どうやってしていますか?」


すると、


「濱口竜介さん著書の
他なる映画と1・2を読んでいる」


と聞いたので、即購入して今、読んでいます。


冒頭のプロローグは、なんだか論文みたいな
文脈で難しい本なのかなっと思っていると、

本文に入ると、講座の喋り口調で比較的、
サラサラっと頭に入ってくる内容です。


なぜ、この本を読もうと思ったかというと、
最近のアイ・ディ・エスの案件では、

CMに携わらせてもらう機会が増えてきて
お芝居や演出の指示に興味を持ってきたこと。


※個人的には、撮影監督もいいのですが、
助監督も役割もいずれやってみたいという想いから。


また、これから一緒に戦う仲間が増えて
僕が習得した体験を教えていく段階になった時、

これまで体感的に取得している技術や知識が
多いので、人に伝えるためには、

自分の感覚で伝えるのではなく、言語化した
定義がしっかりしてないと、

相手と共通認識できず、理解していくのが
難しいなるだろうなと思ったから。



例えば、この本を読んでいて、

映像における「ショット」「カット」
定義では、このように言語化されています。


映像の最小単位であるショットの段階から
ドキュメンタリー性フィクション性

同時に生じること踏まえ、

カメラにおける「記録性」「断片性」という
性質の相互補助的に活かして、


「同軸つなぎ」「アクションつなぎ」「視線つなぎ」
などを考えて編集していくことで、


初めて映画(物語)が生まれてきたこと。


などが書かれていて、


映画や映像の歴史も振り返りながら
改めて学べるので、楽しい読書となっています。


上記は、映画や映像業界の人なら知っていて
当然のことかもですけどね、、、(汗)


改めて言語化されているとより理解が進みます。


その他では、


本の序盤で、黒澤清監督のカメラワークに関する
根本的な問いが二つ挙げられていて、


一つ目は、

「カメラをどこに置くか?」


二つ目は、

「カメラをいつ回し始め、いつ回し終わるか」


この2つを決定することが映画監督における
最も根本的な仕事だと言っていることに、


う〜ん、深い!! と頷いてしまいます。


まだまだ、読み始めたばかりのこちらの
本ですが、分厚い上に上下巻あるという(笑)


読み進めていく中で、また紹介したい部分など
あれば、ブログでもシェアしたいと思います。



今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。




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2025.9.30

代表 山口 聖巴


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