プロの経験値!イベント動画撮影で押えている3つの基本

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写真 : ステージが出来上がる前から現場入り

iDS inc.Blog vol.201

こんにちは、アイ・ディ・エス 代表の聖巴です。

今回は、前回の撮影現場の続き。


前回の記事はこちら↓


↑この記事では、広島県福山市にある

ふくやま芸術文化ホール
リーデンローズ大ホール

において開催された

音のイロドリ文化祭2025

の雰囲気などをご紹介してきました。


今回は、そんなイベント撮影をする時の
カメラワークフローを少し紹介していきます。


アイ・ディ・エスでイベント撮影をする際には、
まずはカメラ台数を考えていきます。

カメラ台数は多いほど、絵のバリエーションが
増えるので、多いほどいいことなのですが、

今回は5台のカメラを導入しました。

※iDSから3台・Givから2台で対応しました。


ご予算の都合もあったので、

ステージセンター、ステージ客席前の上手下手は
三脚に据えた無人カメラで対応しましたが、

僕とGivの宮本氏でホールを動きながら
2台のカメラでインサートを撮影していきました。


今回のようなイベント撮影で
気をつけているポイントとしては、


(1)無人カメラの露出


(2)有人カメラの画角の振り分け


(3)スチールや音響さんとの連携


などなどです。


順に少し解説しますね。


(1)無人カメラの露出について

本番が始まると、無人カメラにはほとんど
近づく余裕がなくなってしまうので、

撮影中に露出調整などできなくなります。

なので、リハーサルからプログラムを見て
ステージ照明の照度などを確認することで、

一番明るい状態の照度に露出を合わせて、
無人カメラでは対策をしています。

今回は、プログラムの7割程度をBGMをのせた
ダイジェストムービーに仕上げる予定なので、

この方法が可能ですが、プログラムのすべてを
記録として映像に残して仕上げる場合では、

各カメラに人は必要になります。


(2)有人カメラの画角の
振り分けについて


有人カメラはフリーで動けて、様々なアングルを
撮る重要なポジション
になります。

ただ、しっかり打ち合わせをしておかないと
2カメとも同じような絵を撮ることもあるので、

アングルや画角ついても、予めリハーサルで
チェックして撮る構図の担当を決めていきます。


リーデンローズのホールはとても広いため
レンズの焦点距離でいうと200mm程度はないと

アップの画角まで足りません。


今回は宮本氏に70-200mmの望遠レンズで
アップの画角は担当してもらい、

僕は中望遠から広角側を担当しました。

こうすることで、もし二人ともが上手側から
撮っていたとしてもバリエーションとして

編集で使える絵が増えていきます。


(3)スチールや音響さんとの
連携について


イベント撮影の舞台裏では、様々な業種の方が
役割を担っていきます。

そんな中で、映像サイドにとって密接なのが
スチールカメラマンと音響の方々。


特に今回はセンターカメラに音響のPA卓から
ラインで音を入力するため連携が必要です。

※C200にXLRで音声入力をして綺麗な音を残します。


僕は当日に音響さんにラインで音をください。
というのではなく、

主催者の方と事前打ち合わせでライン取りが
必要となれば、

まえもって音響さんに、XLRでのライン取りを
させてくださいと伝えてもらいます。


また電源についても音響さんがPA卓まで
引っ張ってきている電源から

カメラ1台分を一口使うかも知れないことも
伝えておきます。


電圧やアンペアなど気にされているためです。


音を出すイベントで万が一の音トラブルは、
一番の大問題なので、音響さんはシビアです。


その気持ちを考えると、当日にいきなり
ライン取りで音が欲しいからと

リクエストしたりすることは、ストレスに
なってしまうと申し訳ないので、

小さなことでも事前に相談できる場合は
するようにしています。


スチールカメラさんとは、
主に撮影の立ち位置と方法を話します。


「本番ではどのように撮りますか?」


と双方で今回の撮り方を話すことで、
カメラ内に見切れることを減らせます。



3つのポイントはいかがでしたか?


良い立ち位置で、よい瞬間を抑えることも
とても大切な要素ですが、



イベントは一人で、
作り上げれるものではありません。



どんな業種の仕事でも同じかと思いますが、
配慮とコミュニケーションは大切になりますよね。


いい映像を残すことはもちろんですが、
現場を円滑にかつ、楽しい雰囲気にすることも、

アイ・ディ・エスでは大事したいと思っています。


仕事はやっぱり楽しくないと続かないですからね!!

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。



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「企業活動をクリエティブの分野でデザインする」
– Start with action tickets

2025.9.9

代表 山口 聖巴


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