ミスが現場を揺るがす、生きた心地がしなかった撮影舞台裏

写真 : 今回のTVCMのカメラシステム
iDS inc.Blog vol.193
こんにちは、アイ・ディ・エス 代表の聖巴です。
今回は、TVCM第二弾の続きのお話。
撮影部の裏側をご紹介したいと思います。
制作部の進行の記事はこちら↓
制作部の進行の記事で香盤表を公開していますが、
今回の企画では演出上、美術セットやキャストのお支度に、
時間をとっていて、本番は30分ごと6シーンと短い現場。
そのため撮影部では、ファーストシーンの美術セットや
撮影準備をした後に、待機時間が長くありました。
ずっと神経を張り詰めていても疲れるので、気心が知れた
メンバーですし、穏やかな雰囲気の中で本番を待ちます。
そうしているとキャストの支度も完了して、本番前。
美術セットも再確認OK、キャストさんスタンバイ、
よし、いざ本番!!
打って変わって空気感はピリッとしてくる。
レックボタンを押してカメラを回して
赤いRec表示の点灯をモニターで確認したら、
僕 「カメラまわりました!!」
カチンコ入れて、
監督「はい、それじゃ、よーいスタート」
となるはずなのに、
Rec表示がつかず録画されない、、、
「えっ!? えっ!? なぜ!?」
Recが回らないなんて、このカメラでは
これまで一度も起こったことはない。
ちなみに予備のカメラはない、、、
もし万が一カメラトラブルだった場合、、、
この現場が終了する、、、(汗)
それが頭をよぎり始めて慌て、焦り始める僕。
額には汗がジワリ、恐怖のあまり手が震えかける(汗)
しかし、どんな時も冷静に対処せねばなりません。
こんな時は通常と変えた
部分から消去法で考えます。
いつもと違うのは、シネマレンズ!!
まず通常は、なにも問題は起きていない
スチールレンズを装着してRecを押す!!
Recランプと、録画がされていることを確認!!
この時点で、カメラ本体のトラブルではないことは
概ね推測され、最悪の事態は回避されました。
では、やはりシネマレンズが怪しい。
カメラに装着しているマウント変換アダプターの
レンズ接点の問題か?
だとしたら、せっかく準備したシネマレンズは使えない。
そんなのはいやだ。(全員の心の総意)
そもそも、このカメラでシネマレンズが使えないなら
レンタル会社が事前に伝えてくれるだろう。
なので、どこかに別の問題があるはずだと探る。
僕も滝汗かきながら色々と確認していると、
仲間の一人がChatGPTで検索してくれていて、
「レンズなしレリーズ」
というカスタム機能ってある?
聞いてくる。
なんかあった気がすると調べるとカスタム機能にある。
それをオンにしてみると、、、
なんと、
Recができるではありませんか。
もうね、僕を始め、撮影部は心から安堵、、、
本当にどうなることかと慌てたファーストシーンでした。
今回のR5というCanonのカメラでは、
シネマレンズなどのマニュアルフォーカスのレンズを
つけるとF値が00と表示されるのですが、
カメラ上の接点では、レンズがボディについていないと
認識され、レンズなしレリーズ機能がオフだったため、
Recが回らなかったというわけでした。
Canonって、その他ではメモリーカードなしレリーズなど
うっかりを防ぐ機能がついているのですが、
今回はそのメーカーさんの親切に、
逆に絶望させかけられました (笑)
ファーストカットまでの待機時間が長くあったのに、
Rec確認を怠った僕が全て悪く、、、心からの猛省です。
また、いつもカメラの予備の持っていますが、
今回はなぜかすっかりと抜けていたので、
そこも反省点。
同じことがもう起きないように、
今後は細心の注意をして臨みます。
それにしても、
あの瞬間は生きた心地がしませんでしたが、
無事に終わってよかったです。
最後に今回の機材を一部ほど紹介して
撮影部の裏側の話を締めたいと思います。

※電動スライダーと両サイドの支えの足が大活躍でした
(Givの宮本さんからレンタル)

※Aputure600D + F10 Fresnel + バーンドア (iDS所有)
窓からの外光の補助としてライティングしています。

※Aputure 300X + amaran 200X (300Xはダストマンからレンタル)
WBを300ずらして、近い色温度に近づけています
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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2025.8.28
代表 山口 聖巴
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