「それってどういう意味!? クリエイティブ業界の不思議な用語集」

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写真 : 随分前の自主制作ショートフィルムの現場にて

iDS inc.Blog vol.182

こんにちは、アイ・ディ・エス 代表の聖巴です。


今回は、業界用語のお話。


各業界において、それぞれの専門用語や、その業界特有の
コミュニケーションワードがあって、

考えてみると、なかなか面白いなと思ったので、
今回は少し紹介してみようと思います。


通常からアイ・ディ・エスでは写真撮影も映像制作の
両方をこなす
ので、両方の撮影現場を経験します。

※こちらはアーティスト宣材写真撮影の現場(自社スタジオ)

※グリーンバックで映像撮影 (こちらも自社スタジオです)

※店舗や企業さんに訪問してロケ撮影なんかも多いです

※屋外ロケーションへの撮影もとっても多いです

このように基本的には、「撮影をする」ことがベースなので、
写真でも映像でも共通することは多いのですが、

同じワークでも用語が違うことがあって、これまで混乱する
ことがありました。


例えば、レフ板などを使って光を反射させて影の部分
(シャドウ)の濃度をコントールする時に、


写真撮影の現場では、「影をおこす」といいますが、

映像の現場では、「影をおさえる」といいます。


パッと言葉だけ聞くと「ん、逆やん!?」と、なりますよね(笑)


どちらもやっているワークは同じですが、シャドウに対する
価値観の違いに両方やることで気が付くことがあります。




その他では、写真撮影現場から映像制作の現場にもいくように
なって、慣れていなかった当初は、

「わらう」という用語がわかりませんでした。


撮影監督や助監督が「おーい、そこのわらってくれ!!」


と言ってくれるわけですが、「わらえ、、、はい!?」
頭は、はてなです(笑)


当然スマイルのはずないし、タジタジしていると、


「そこのいらないものをどかしてくれっ」


普通の言葉が飛んできて、ようやく理解しました(笑)



また「見切れる」もどっちやねん!?と思う用語。


見切れるとは、主に本来見えてはいけないものが画面に
映ってしまっている時に使う用語ですが、

見切れるって普通に聞いたら逆を思いますよね、、、
なんとも不思議な業界用語です。


割と一般的にも認知度がある用語もあって、


それが「バミル」


舞台や撮影の立ち位置などにつけた印のことを「バミリ」

というのですが、印をつけるシチュエーションは日常でも
結構あると思いますので、


そんな時には、「そこバミッておいて」なんて言うと、


「えっ、何その業界用語みたいなの?」っと
ちょっとだけ話題になるかも、、、知れませんね(笑)


最後に、僕が今まで聞いた中で、一番の業界用語は、


「パーゴ」


これは当時、大先輩カメラマンから聞いた話です。

とある現場で、撮影監督がカメラアシスタントに、


「おーい、パーゴ取ってくれ」と言っていたと、

すると、アシスタントの方は、「パーゴってなんすか?」返答。


「85mmだよ、レンズの」っと撮影監督。


※単焦点レンズは24mm、35mm、50mmなど決まった規格になります。



えー、そんな言い方するのと大先輩は笑いをこらえたそう。


すると、アシスタントの方が


「じゃー、50mmはなんて言うんすか?」


勇気あるするどいツッコミをしたのに聞き耳を立てると、

※アシスタントからすると撮影監督ってめっちゃ怖いんですw


撮影監督は、「50mmは、、、50mmだよ」っと、、、


なんじゃそりゃ、、、と面白かった笑い話です。


しばらく僕と大先輩の中で現場では85mmのレンズを
受け渡しする時には「パーゴ」が流行語でした(笑)


いかがでしたか?


どんな業界にも独特の言い回しがありますが、
写真や映像業界も知らない人が聞けば、

なんじゃそりゃっと笑える用語がありますよね。


まだまだ、これはほんの一部。


ちょっとしたことでも、用語ひとつで楽しみ方が
あるので、どんな仕事でも楽しくしていくために、

本日はその一旦のご紹介でした。


また現場での面白エピソードがあれば、
ご紹介したいと思います。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。



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2025.8.7

代表 山口 聖巴


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