被写体とつながる一歩。「名前を呼ぶ」だけで、写真はこんなにも変わる。

写真 : 今回制作した3つのコースの紹介ページ
iDS inc.Blog vol.134
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こんにちは、アイ・ディ・エス 代表の聖巴です。
連日に続いてブログに書いているのは広島市安佐南区にある広陵高等学校さん
の制作案件のお話。
今回は現場での撮影のやり方ついて書いています。
撮影をしていくあたり、光を視る目、カメラを操作する技術や知識は
当然必要ですが、
アイ・ディ・エスでは、相手の顔と名前を
覚えて一致させる。
これをしっかりと行っていくようにしています。
なぜなら、人物を撮っていく場合、当たり前ですが、被写体は人です。
カメラマンは写真を撮る時に、求められている絵を撮るために、こちらの
意図を伝えて、相手に指示を伝えていきます。
その指示を伝えていく際に、今回の場合でいうと、「そこの学生さん」や
「黒いセーターの男の子」などと相手のことを呼んでいると、相手はどう
思うでしょうか?
関係性がそれ以下でもそれ以上にもならないのでは? と思います。
僕も現場でカメラマンさんっと言われるより、「山口さん」「聖巴さん」
と固有名詞で呼ばれる方が、断然嬉しく感じます。
なので、アイ・ディ・エスでは、まず名前と顔をできる限り覚えます。
出演者の人数が多い時は本当に大変なのですが(笑)
相手との空気感によりますが、できればニックネームで呼べると
覚えやすいし親近感が湧くので、その後の撮影がスムーズになります。
こうやって書いてあると、当たり前のことのように思うかも知れませんが、
以外と名前を忘れたり、顔と一致しない状況をよく目にします。
今回も、そこに気をつけて撮影を進めていきましたが、学生達と仲良く
なれて、撮影の合間には雑談ができるくらいになりました。
仲良くはなりますが、生徒が意識しすぎるとリアルな姿が撮れないので
授業中の撮影の時には気配を消すしています(笑)
理想はいつ撮られたのかわからなかったと言われるくらい。
少し話がそれますが、
僕は、シャッターを切りながらコミュニケーションを取る必要がある場合は、
レンズは広角側から標準レンズで行い、気配を消したい時は、望遠ぎみの
レンズで撮影するなど使い分けています。
専門用語になりますが、レンズの焦点距離が望遠側になればなるほど
レンズの特性である圧縮効果がでるのでボケ味のいい描写になります。
僕の個人的な感覚だと焦点距離は85mmくらいから。
さすが、昔からポートレイトレンズと言われる所以があります。
これは、もちろんレンズの絞り(F値)とレンズ自体のスペックによるので
一概には言えないですが、50mmではF2.8でもボケ感がとてもでる。
という具合にはならないような印象です。
※この印象は個人差と撮影環境によります。
一眼レフとレンズをお持ちの方も、ズームレンズだとつい自分の位置から
ズーミングで画角を決めている方が多いのではないかと思いますが、被写体
から自分が離れて、お手持ちのレンズの一番の望遠側で撮影してみてください。
きっと描写が変わってくるはずです。
写真が上手くなったように感じますよ(笑)
ちょっと話しが脇道に逸れてしまいましたが、話を戻して、
学校案内のクラス風景の撮影現場は、これまで経験があったので
イメージできていたのですが、今回で一番の難関は部活動の撮影でした。
前回のブログで書いたように、そもそも撮影時間がタイトだったことと、
それ以外では、2024年度の部活紹介が静の写真だったので、2025年度は
動の写真にしたく、特に運動部では種目別のベストタイミングを撮影していく
ことになったからです。
野球、サッカーなどの人気スポーツは、いわゆる良い写真を撮ることは
瞬間さえ見極めれたら難しいことではありません。
ですが、少林寺拳法や新体操、陸上、
あと意外にもバレー。
少林寺拳法や新体操は触れたことがない世界だったので、どう撮れば
その世界観から見て、カッコいいや美しいなどの感情に琴線に触れるのか。
ここを抑えること、
バレーはプレイヤーが前後左右に動き回り、そのうえ速度があるので
フレーミングとシャッターチャンスを合わせることが難しかったです。
野球やサッカーなどでも600mmの超望遠を使ったりしたのでその扱いも
苦戦しました。
今回使ったレンズはこちら↓

シグマ(Sigma) レンズ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
そんな感じで、今回の部活撮影ではスポーツカメラマンの気持ちがよく
わかり基本的なスポーツ全般を撮った気がしています(笑)
難しくもありましたが、挑戦しがいがあって楽しかったです。


動を意識して撮影した部活紹介写真
余談ですがコツとしてわかったのは運動部は部活前半は準備運動で
撮れ高ないので、後半に撮影するのがいいことでした(笑)
今回の広陵高等学校さんの撮影では、高校生の前向きなエネルギーに
触れたことで元気をもらい、コミュニケーションを取って自分の経験を
話したりすることは、仕事を超えて楽しい時間となりました。
現在は、映像制作とウェブ制作を進行中。
コンセプトをブラさずに、高校生の熱量が届くコンテンツに仕上げて
いきたいと思います。
今回も最後も読んでくださりありがとうございました。
アイ・ディ・エスはお客様のファンづくりを応援します。
「企業活動をクリエティブの分野でデザインする」
〜 Start with action tickets 〜
2025.5.29
代表 山口 聖巴
ーーー about iDS ーーー
私たちアイ・ディ・エスは、中四国エリアを拠点として、
ディレクション、写真、映像、スタジオ撮影、編集まで――
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Message from iDS Inc. 株式会社アイ・ディ・エスからの メッセージ
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